万有引力

或いは ネリリし キルルし ハララしているか

KinKi Kidsのコンサートで昔好きだったバンドマンに再会した

「We are KinKi Kids DOME CONCERT 2016-2017 ~ TSUYOSHI&YOU&KOICHI~」に行って来た。

 

タイトルの通りですが、このコンサートに昔追いかけていたバンドのメンバーが参加してた。

 

わたしはかつてソノダバンドというインストバンドを追いかけていた。キーボーディストの園田涼さんが中心となって結成された全員東大出身という超高学歴バンドだ。わたしが初めて行ったライブハウスは彼らの公演だった*1

 

キーボードの園田さん、バイオリンの熱田さん、チェロの橋本さん、ギターの赤股さん、ベースの牧瀬さん、ドラムの小山田さんの6人が演奏する曲はとてもかっこよくて、若さと勢いがあって、楽しそうで、「いつかわたしもこんな風に楽しんで楽器が演奏できたらいいな」と思うくらい魅力的だった。*2わたしは、自分が音楽をやっている時は本当に下手でどうしようもなくて、音楽が嫌いになりそうなくらいつらくて、楽しく演奏するなんて夢のまた夢だったので、必死に、だけど楽しそうに演奏してる彼らがより一層かっこよく見えた。

 

彼らのライブでは、USBメモリが音源として売られていて*3、ジャニオタとしてCD一択だったわたしにとって画期的な商売だった。

あのとき買っておけばよかったと今後悔している。だれか売ってくれないだろうか。

 

彼らの客層は、わたしが普段行くコンサート*4とはまるっきり異なる。クラシックとか嗜んでそうなご年配の夫婦、お受験とかしそうな賢そうな小学生を連れた家族、バイオリン背負ってる中学生…所謂ライブハウスと無縁そうな人をライブハウスに連れてくるソノダバンド。

 

国際フォーラムでのライブも基本的に着席でゆったりと見ることができる。ライブが進むにつれて立ち上がる人が増える。

 

赤股さんがギター弾きながら1階席を駆け抜けて、園田さんが幹てつやが弾いてるようなキーボードを手にステージを動き回って、熱田さんが情熱的すぎて弓が切れて、でもそんなときでも座って弾いてるチェロの橋本さん*5。ソノダバンドを見て初めてチェロという楽器に興味をもった。それまでは弦はヴィオラコンバスが好きだったけど、座って身体と一体になるように弾いてる橋本さんの姿を見て素敵な楽器だなと思ったのだ。小山田さんが大きな身体で力強くドラムを叩いて、牧瀬さんは飄々としていて、お互いがお互いにアイコンタクト取ってどんどん盛り上がっていく感じが好きだった。

 

ちょっと滑ってるMCも、隠しきれない賢さと育ちのよさも、なんかダサいC&Rも、後半怪しくなるピッチも、かっこつけたプロフィール*6も、全部好きだった。

これからって時にバンドは解散してしまって、ソノダバンドを追いかけ続けることができなくなってしまったけど、こうして思わぬところでわたしが好きな人同士が繋がって、活躍を見れることは幸せなことだ。

 

園田涼さんは、小学生の頃ピアノで「硝子の少年」を弾いたときに同級生が集まってきて、それをきっかけに「ピアニストになろう」と思ったそうだ。

KinKi Kidsのコンサート、剛のソロコーナーでセッションしている時、園田さんの姿がモニターに映った。その笑顔がとっても懐かしかった。わたしがソノダバンドを見ていたとき、彼はいつもこういう顔をしていたなーって思い出した。

 

 

ありがとう、KinKi Kids。ありがとう、ソノダバンド。

 

もうソノダバンドには会えないけれど、いつか何かのタイミングで6人でライブをすることがあれば、それを見に行きたい。またデマゴーゴスが生で聴きたい。

 

デマゴーゴス

デマゴーゴス

  • ソノダバンド
  • J-Pop
  • ¥250

 

 

*1:後にそのライブハウスは放火事件が起きる

*2:当時、吹奏楽をやっていた

*3:学生だったわたしには手が出せなかった

*4:ジャニーズ

*5:そういう楽器だから

*6:http://sonodaband.jp/biography/

ジャニオタ、結婚に焦る

生まれてこの方、彼氏がいたことがない。

 

小学生の頃からジャニオタなので、わたしの中では男性としてときめく相手は常にジャニーズ。

ジャニーズと付き合いたいとか結婚したいとか、そういうことは思ったことはなかったけど(自分が…なんて想像もできない)、ジャニーズと同じかそれ以上に好きな存在を現実で見付けるのはわたしにとって本当に難しい。

 

加えて、わたしは昔からよく言えば弄られる、悪く言えば虐められるキャラで、特に男の子たちから傷付くことを言われることも多く、単純に生身の男性を好意的に見ることができないのだ。

常に「あの人、わたしのことブスだと思いながら話してるんだろう」「あの人今わたしの悪口言っただろうな」「わたしが話しかけたらきっと不愉快だろう」「わたしのこと嫌いなんだろうな、邪魔だと思ってるな」と思ってしまうので、どうにもフラットな状態で接することができない。

 

だから、テレビ、雑誌、コンサート、あらゆる場面でジャニーズを見ることはできるけど、それは全て「アイドル」である彼らの姿なので、もし彼らの素を見てしまったら、わたしは好きではいられなくなってしまうかもしれない。彼らがわたしを虐めてきたあの男の子たちと何ら変わりない人間だったら…と思うと怖くて仕方がないのだ。

 

 

もちろん、これまでの人生で、この人優しいなとか格好いいなと思ったことが無いわけではない。でも、その瞬間わたしの中でその人は「アイドル」という存在になる。

わたしはその人を架空の「アイドル」として祭り上げ密かに応援する「ファン」になる。

 

好意を持ったその人の、あらゆる面を見て幻滅したくないからだ。傷付きたくないからだ。

 

わたしは自分で勝手に「アイドル」と「ファン」という関係性を自分の世界線に持ち込み、「安全な恋愛」を楽しんでいるのだ。

わたしが勝手にときめいているだけ、わたしが勝手にすきなだけ、わたしが勝手にその人を見ていたいだけ。

だから、例えばその人に相手がいたとしてもそれは仕方がないことだし、反応がなくても良い、わたしのことを何とも思ってなくてもいい、話せなくてもいい。

 

 

でも、そうして拗らせた結果、人生で一人も恋人がいたことがない人間になってしまった。

 

 

この年齢になると、ぼちぼち周りも結婚を意識し始める。

「結婚したい」という言葉が突然現実味を帯びてくる。

 

「女としての賞味期限は今年までだ」なんていう友人もいる。いや待て待て、わたしまだ味見すらされてませんけど?

 

周りの友人たちは学生の頃にある程度の恋愛イベントはクリアしていて、今はもう結婚というゴールに向けて助走を始める時期なのだ。

わたしはまだ靴すら履けていないというのに。

 

社会人になって、ある程度仕事にも慣れてきた2~3年目。ゴールにたどり着いた友人たちもいる。

 

 

そうなってくると、友人たちと会ったときの会話が自分には理解のできない内容であることも増えてくる。

同棲経験のないわたしには同棲あるあるは全くあるあるじゃないし、家族計画の話をされても「わたし1人生きていくので精一杯だわ」と思ってしまう。「自分の結婚相手と仲良くしてほしい」と言われても「うーん、努力はするけど…誰…」っていうのが本音である。

ポッと出の「恋人」や「結婚相手」のせいでこれまで仲良くやって来たわたしと友人との関係が変わってしまいそうなことがわたしはとても寂しい。

 

 

でもそれを変わっていく友人たちのせいにするのは良くないのは分かりきっているので、わたしも「普通の女性」として恋愛を楽しめるようになりたい。

 

 

「なんで好きだとか付き合うとか、結婚するだとかそういう風になれたの?」と聞くと、みんな言うのは「タイミング」

 

 

わたしにそのタイミングはやってくるのだろうか。

Ya-Ya-yahがやってくる!(薮宏太くんお誕生日おめでとう)

 昨日は薮くんのお誕生日でTwitterのTLが盛り上がり、Ya-Ya-yah時代の薮くんの姿をたくさん見かけて懐かしくなり、Ya-Ya-yahのことを思い出した。

 

 JUMP担でも、Ya担でもなく、当時ただの小中学生だったわたしが見ていたYa-Ya-yahについて書こうと思う。

 

 勇気100%

 

 Ya-Ya-yahが勇気100%を歌っていたのは、2002年ごろだと思う。

 当時、小学生だったので忍たま乱太郎を見ていた。勇気100%は、それこそもっと幼いときから何度も何度も聞いていた曲で、保育園の運動会や学校行事でも流れる定番の曲だった。「0点チャンピオン」とか懐かしいね。*1

 

 

 同時期に、エンディング曲「世界がひとつになるまで」もYa-Ya-yahが歌っていて、この曲には手話の振り付けがついていて、その手話映像を見たことで初めてYa-Ya-yahを知った。学校で歌ったりもしたし、この当時の小学生はみんなこの曲を歌えるんじゃないかと勝手に思ってる。

 

 手話でできる曲といえば「君をのせて」*2か「世界がひとつになるまで」、あと「世界に一つだけの花

 

 このED曲が終わった2004年。オレンジデイズ*3の放送が始まり、手話がブームになる。

 そういった点でも注目を浴びた曲だったように思う。

 

 

 2003年、冠番組「Ya-Ya-yah」が始まる。この頃、わたしはモーニング娘。のファンだったので、この前の枠で放送されていた「ハロー!モーニング。」を見た流れでなんとなく番組を見ることもあった。

 でも、正直この番組はオタク向けであり、まだ一般人だった小学生のわたしにとってはあまり面白さが分かっていなかった。余談だが、同時期に放送されていた「裸の少年」という番組は健次郎*4が出ていることに驚き、何度か見たが健次郎の笑顔が怖くて見るのを止めてしまった。今考えると、超もったいないことをしたと思うが、金八先生シリーズの存在はやはり大きかった。

 

 

 

 Ya-Ya-yahがやってくる!

 

 タイトルにもある、「Ya-Ya-yahがやってくる!」という漫画をご存知の方はどれだけいるだろうか。

 小中学生女子のバイブルといえば「ちゃお」その次に「りぼん*5、ちょっとませてる子は「ラブベリー

 

 そんな「りぼん」で2005年から北沢薫先生*6によって連載されていたのがこの「Ya-Ya-yahがやってくる!」だ。

YaーYaーyahがやってくる! 1 (りぼんマスコットコミックス)

YaーYaーyahがやってくる! 1 (りぼんマスコットコミックス)

 

 

 大正元年生まれの歌を愛する13歳の少女・きなこ。 

 しかし、女性が表に出ることははしたないと思われていた時世、彼女の夢は周りから制止されるようになっていた。

 ある日、帰宅したきなこは父母から婚約者・犬山男爵の写真を見せられる。その上、本人が現れ、失神したきなこは自宅の庭に落ち、石で頭を強打する。

 目覚めると、きなこはテレビ局で倒れており、4人の少年に発見される。その少年達に、事情を説明した所、自分がタイムスリップした事を知り、再び失神。

 その後、きなこは4人に「同じ歌が好き同士」として彼らのコンサートのチケットをもらう。コンサート会場に行ったきなこ。すると、ステージにさっきの少年達がきらびやかな服装で歌を歌い始める。彼らは、ジャニーズJr.の人気急上昇アイドルグループ「Ya-Ya-yah」だったのだ。

 彼らの姿を見て、初めて歌を歌った幼少時代(6歳)を思い出したきなこは、彼らが自由に人前で歌を歌える職業・「あいどる」だということを知り、「あいどる」を志す。

Ya-Ya-yahがやってくる! - Wikipedia

 

 というあらすじである。今読んだら笑ってしまうかもしれないが、この連載が始まったとき中学生になっていたわたしには「アイドル」の存在が刺激的だった。

 この時はすでに、SMAPKinKi Kidsのファンであったため、「アイドル」という存在に明確に憧れを持って見ていたし、それが自分のだいすきな「りぼん」の漫画であるなら尚更である。

 

 この連載が始まる前年2004年に「3年B組金八先生第7シリーズ」があり、そこに薮・光・太陽の3人が出演していたのだが、その頃のわたしは夜にテレビを見ることが禁止されていたので、見ていなかった。*7

 

 

 この当時はSMAPKinKi Kidsのファンではあったが、まだ「ジャニーズJr.」という存在があることも、それが何なのかも全く知らなかったので、彼らの事は「Ya-Ya-yah」というアイドルとしてしか見ていなかった。

 当時は、KAT-TUNや山Pが一世を風靡していたので「ジャニーズ」ははっきり認識していたが、そことYa-Ya-yahは全く切り離して考えていた。つまり、「ジャニーズ」だと思って見ていなかった。

 

 この、「Ya-Ya-yahがやってくる!」という漫画にわたしがハマったのは、何といっても各メンバーのキャラ付けだと思う。

 薮は「小さいけど一番アイドルっぽくて照れ屋だけど女の子に優しいサッカーが好きな子」光は「いたずらっこでちゃめっけのある明るい子」翔央は「クールで口数が少なくてお兄さんぽくておしゃれな子」太陽は「一番背が高いのに一番天然でかわいい子」

 

 

 そして、この漫画は主人公のきなこがYa-Ya-yahのメンバーと恋愛関係になるのではなくて、Ya-Ya-yahはいわゆるサポート役なのだが、その設定があるからメンバーそれぞれのキャラクターが光ったのかとも思う。*8

 

 

 この漫画をきっかけに、わたしは一気にYa-Ya-yahが大好きになった。その「大好き」というときめきは、SMAPやKinKiがすきだという気持ちとは、また違ったと思う。この連載時の「りぼん」には、Ya-Ya-yahの対談やグラビアなんかもあり、4人が表紙を飾ったこともあって、漫画の中の4人と現実の4人がリンクしていくのが楽しかった。冠番組も興味を持って見るようになった。

 

 

 

 3年B組金八先生

 

 わたしが漫画の中のYa-Ya-yahをベースにして彼らにハマっていた頃、金八先生第7シリーズの再放送が始まる。

 最初は、金八先生に興味が無かったので見ていなかったが、友だちが本放送で見て毎週のように「金八先生見た?今週のすごい怖かったよ…。すごかった。あんな風になっちゃうんだね。しゅうがさ…」とか話していたのを思い出し、録画して見ることにした。

 再放送は基本的に毎日放送があるので、あのヘビー級のドラマを連続で見るのは正直きつかった。最初は太陽が画面に映る度に浮かれたりしていたのに、どんどん薬物に溺れて行くしゅうが怖くて、「これは本当にあの光なの?あの漫画の光と同じ人?」と受け入れきれなかった。床に這いつくばって薬物を求めるしゅうの姿は今でも鮮明に思い出せる。そのくらいショッキングな映像だった。

 

 わたしにとって、Ya-Ya-yahは「りぼんの漫画」の中の登場人物であることがベースのグループだったので、バラエティでは漫画のキャラクターを実写化したものとして見ていたし、答え合わせや情報の付け足しという気持ちが大きかった。

 漫画の中の光は、あんなに怖い顔をしないし、もちろん薬物にも手を染めない。

 

 金八先生は、とてもいいドラマだったと思うし、最終回は泣いた。しゅうが警察に連れて行かれる途中、しゅうのために皆で踊ったソーラン節は涙なくしては見れなかった。

 

 

 だけど、彼らとおなじ中学生であるわたしにとっては、とても重たいテーマのドラマだった。わたしが通っていた中学校もそれなりに荒れていた中学校であったが、薬物は身近なものではなかったし、やってる人もわたしが知る限りではいなかった。これならまだ健次郎の時のドラマの方が自分に近いわ…と思った。そして、わたしが大好きな漫画のアイドルであるYa-Ya-yahがこういう役をやっているということが怖くて仕方なかった。

 

 

 そして「Ya-Ya-yahがやってくる!」の連載終了と共に、わたしの中のYa-Ya-yahへのときめきも一旦静まった。

 

 

 

 いつの間にかHey!Say!JUMP

 

 それから1年後。わたしはすっかり4人のことを考えない日々を送っていた。

 Hey!Say!7ができたときとかは、「なんか平成生まれのジャニーズがデビューするらしい」認識としては、そんなものだったように思う。

 

 当時は特にジャニーズ全体が好きだったわけでもなかったし、ジャニーズJr.というのが良く分からなかったのもある。そして、その頃SMAPやKinKiが好きはわたしにはちびっこジャニーズは興味の対象ではなかったからだ。

 

 

 ところが、Hey!Say!JUMPとしてデビューした中に、わたしがちょっと前までときめいていた4人のうちの2人を見つけてしまった。しかもすっごい大きくなってる(特に薮が)。衝撃的だった。*9

 慌てて他の2人の姿を探したけど、どこにもいない。「どうして?」と思った。その頃すでにデビューしていた関ジャニ∞とNEWSで掛け持ちをしているメンバーがいることを知っていたので、Ya-Ya-yahもそういうパターンだと勘違いした。

 薮と光は掛け持ちをするんだ。と思いこんでいたのだ。しかし、一向にYa-Ya-yahとしての姿を見ることはできず、次にわたしが情報を得たとき、すでにYa-Ya-yahは消滅したことになっていると知った。

 

 大学生になり、観に行った舞台で配られたフライヤーの束の中に、「鮎川太陽」の文字と宣材写真を見つけたとき、「ああ、本当にYa-Ya-yahはもういないんだ」と実感した。

 

 

 大してYa-Ya-yahのファンだったわけでもないのに、とっても悲しかった。わたしがすきだった漫画の中のアイドルは、消えてしまった。

 

 だけど今、JUMPで活動する2人を見ると、この2人が引き離されなかったこともまた運命なのかなと思うし、2015年の楽曲大賞で薮担と光担が同数だったことには信じられないくらいのロマンを感じる。

 

 

 わたしは全然他担なので、JUMPのことについて何か知っているわけでもないしやぶひかについて特に詳しいわけでもないけど、当時Ya-Ya-yahに胸をときめかせた中学生は、10年経った今もジャニーズを追いかけているよ。

 

 

 JUMPのことはJUMPとして好きだけど、金八先生卒業スペシャルのときに薮・光・太陽の3人が顔を合わせたように、いつかもっと大人になったとき(おじさんになったときでもいいけど)、4人で共演してくれたらうれしいな~…。翔央は、芸能界を去ってしまったみたいだけど…。

 Ya-Ya-yahを覚えている人は、思い入れがある人は、JUMP担やYa担以外にもいるよ。

 Ya-Ya-yahはなくなっちゃったけど、彼らをすきだった思い出はいつまでも消えてないよ。

 

 

 しんみりしちゃったけど、そんな長い下積み時代と、歴史と、たくさんの思いを背負ってる薮くん、お誕生日おめでとう!

 これからも、光くんとよいコンビでいてね。そして今年がJUMP10周年に向けた大事な1年になると思うので、応援しています!!

*1:忍たま乱太郎は、ファミリーコンサート(ミュージカル)などをやっていて(今の2.5次元ではなく、着ぐるみの本物のキャラクターたちが出てくる)、アニメ以外で曲を聴く機会がたくさんあった

*2:小学校のクラスメイトに手話ができる子がいて、みんなでこの曲を覚えた

*3:大学を舞台にした、聴覚を失った女の子(柴咲コウ)と普通の大学生(妻夫木聡)たち5人組の青春恋愛ドラマ

*4:金八先生風間俊介くんが演じた役

*5:わたしの周りでは「ちゃお」が第一党で、「りぼん」は二番手だった

*6:代表作「E系☆ハイブリットガール」

*7:風間くんが出ていたシリーズも、昼の再放送で見ていた

*8:ただ、わたしは薮ときなこがくっついたらいいのにと思ってた

*9:JUMPとして出演した堂本兄弟で光一に身長が伸びたことを「いつの間にか俺の事を追い越して…」みたいに言われていた

ジャニーズ楽曲大賞2015に投票しました

 

 初めて楽曲大賞に投票した。

 全てのジャニーズの曲を聴いているわけではなく、現場にも玄人ジャニヲタの皆さんに比べたら全然行けていないので、自分が聴いた範囲観た範囲での投票になるが、毎年結果を楽しみにしていたジャニーズ楽曲大賞に、自分が何を投票するか考えるのがとても楽しかった。

 

 

 

楽曲部門

 

1位:カラフル Eyes(Sexy Zone

 

 SexyZoneの3人体制に疲れ、気持ちが離れて行きそうだった時、満を持して発表されたシングル。

 不安を抱えつつリリイベに行ったファン、5人のシルエット、リリイベ後に綴られた喜びが溢れ出る5人のブログ「薔薇色の日々」。

 なにより、5人が5人であることを喜んでいることが嬉しかった。

 5色の衣装。お揃いの衣装。

 SexyZone、新章の幕開けだ。

 

 

 

2位:キミアトラクション(Hey!Say!JUMP)

 

 JUMP躍進の年、2015年。

 伊野尾くん旋風が巻き起こった年、2015年。

 目に見えて増えた伊野尾くんのパート。

 まだまだ可愛いを前面に押し出してくれるJUMP。ダンスだけじゃない、可愛いだけじゃない、グループの仲の良さだって、彼らにとってはこの厳しいアイドル業界を勝ち抜くための武器になる。

 可愛らしく見えるけど、ひそかに時を待っていた。売れたい、勝ちたいという、ギラギラした思いが垣間見える。2016年も更に加速していく気合を感じる楽曲。

 

 

 

3位:ユーモアしちゃうよ(SMAP

 

 アラフォーおじさん可愛い。

この曲が発表された当時、あまりに可愛すぎて嘘かと思った。

 最近は番組で素人と絡んだり、特別な行事にゲストとして呼ばれることも増え、まさに国民的アイドルとなったSMAPが、全力でアイドルらしく見せてくれる楽曲。スマスマでの演出もよかった。

 Joy!!に続き、一緒に踊れる系の曲。

 

 

 

4位:RAY(KAT-TUN

 

 これぞKAT-TUN。「KAT-TUNらしさ」を感じる楽曲。

 KAT-TUNブランドを守り、忠実に表現するKAT-TUNが大好きだ。

 

 

 

5位:愛言葉(NEWS)

 

 これまで、ジャニーズとファンの距離が近いことをあまり好んでこなかった。でもこの曲を聴いて、NEWSとNEWSファンの間にある約束が、ほんの少し、羨ましくなった。

 1万字インタビューで、元メンバーに対する納得できない思いや、当時の後悔、今でも消化しきれない思いがあることを赤裸々に語っていた加藤くんが「986日々 だから今があって やっと叶えたこの4合わせ」の部分を歌っていたのを聴いて、涙が出そうだった。

 

 

 

 

MV部門

 

華麗なる逆襲(SMAP

 

 しんつよ!!!!!!!!その一言に限る。最後にあんな爆弾放りこんでくるなんて、ずるい。

 このMVは何かのオマージュ?パロディ?だと他のジャニオタの皆さんが仰っていたのだが、わたしはその辺り詳しくないので、皆さんの解説・推理を興味深く読んでいた。表示される英字や、銃の意味、全体のストーリー、アクションの意味、たった数分の中に「意味ありげ」なものを散りばめ、ここまで考察したくなるMVもなかなかない。
 あと、MVなのに草なぎくんが全然歌えてない(口の動きが違う)のがツボ。

 

 

 

 

未音源化部門

 

Great5(A.B.C-Z

 

 A.B.C-Zのとにかく「5人」というのを推してくるところがカッコよく、その絆が愛おしかった。振り付けも特徴的で、タイトルに違わず強く逞しく誇り高い「世界最高のGreat5」なグループに見えた。

 

 

 

 

現場部門

 

2015「少年たち」日生劇場

 

 初めてJr.だけの舞台を見た。そして初めての「少年たち」

 ジャニーさんが戦後70年という年に、若者に伝えたいことを、若く希望あふれるJr.を通して表現していると感じ、真剣に考えさせられる内容だった。

 どこまでジャニーさんの思いを汲み取れたかは正直分からないが、いつものキテレツ要素のあるジャニーズ舞台の中に、たまに社会派なメッセージがある事も考えるきっかけにはなるのではないかと感じた。

 ジャニーさんももうお年なので、未来に残していくことを考えているのかと思い、寂しくなった。

 

 

 

 

コンビ部門

 

中丸雄一&田口淳之介

 

 「KISS KISS KISS」初回盤のDVDで2人のユニット曲「キラリト」の制作ドキュメンタリーを見て、この2人の相性良さそうで平和でいいな。KAT-TUNのメンバーってこんな一面もあるんだ。と思った。

 自由にアイディアを出し合い、お遊びもありつつ、それぞれの得意な事を楽曲に入れ込んで形にするのが良かった。

 なぜなの、田口くん…。

 

 

 

 

自担部門

 

中居正広

 

 

 

 

 今年も結果発表が楽しみだ。

 

 

二十億光年の孤独

 途方もない数字が好きだ。億・兆・京。想像もできないほど大きな数字が好き。細胞の数、宇宙、スパコン、自分一人じゃ作りだすことのできない大きな数字、大きな力。そこにロマンを感じてる。

 

 何かのBL漫画雑誌で読んだ短編に、こんな会話があった。

 

「じゃあ、俺は二十億光年の孤独だ」

谷川俊太郎かよ」

「誰それ?」

「知らないで言ったの?」

 

 もう、雑誌のタイトルも、漫画のタイトルも、作者も忘れちゃったし、会話はニュアンス。でも、こんな会話だったと思う。

 

 この場面が、私には素晴らしく思え、作者のセンスを感じた。

 学生の頃、教科書に載っていた谷川俊太郎の詩。合唱で歌った谷川俊太郎の詩。その名前を出すことで、この空間が一気にノスタルジックになる。わたしにはもう戻れない、大人でもない・子どもでもない、どうしようもなく苦しくて、だけど輝かしくて、どうにもならない想いを抱えたあの頃を思い出させる。

 

 全てが敵に思えた、誰かに寄り添ってもらいたかった、あの時。

 

 二十億光年の孤独。

 

二十億光年の孤独   谷川俊太郎
 
 
人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする
 
火星人は小さな球の上で
何をしてるか 僕は知らない
(或いは ネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ
 
万有引力とは
ひき合う孤独の力である
 
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
 
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
 
二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした

 

二十億光年の孤独 (集英社文庫 た 18-9)

二十億光年の孤独 (集英社文庫 た 18-9)