ジャニーズ楽曲大賞2015に投票しました
初めて楽曲大賞に投票した。
全てのジャニーズの曲を聴いているわけではなく、現場にも玄人ジャニヲタの皆さんに比べたら全然行けていないので、自分が聴いた範囲観た範囲での投票になるが、毎年結果を楽しみにしていたジャニーズ楽曲大賞に、自分が何を投票するか考えるのがとても楽しかった。
楽曲部門
1位:カラフル Eyes(Sexy Zone)
SexyZoneの3人体制に疲れ、気持ちが離れて行きそうだった時、満を持して発表されたシングル。
不安を抱えつつリリイベに行ったファン、5人のシルエット、リリイベ後に綴られた喜びが溢れ出る5人のブログ「薔薇色の日々」。
なにより、5人が5人であることを喜んでいることが嬉しかった。
5色の衣装。お揃いの衣装。
SexyZone、新章の幕開けだ。
2位:キミアトラクション(Hey!Say!JUMP)
JUMP躍進の年、2015年。
伊野尾くん旋風が巻き起こった年、2015年。
目に見えて増えた伊野尾くんのパート。
まだまだ可愛いを前面に押し出してくれるJUMP。ダンスだけじゃない、可愛いだけじゃない、グループの仲の良さだって、彼らにとってはこの厳しいアイドル業界を勝ち抜くための武器になる。
可愛らしく見えるけど、ひそかに時を待っていた。売れたい、勝ちたいという、ギラギラした思いが垣間見える。2016年も更に加速していく気合を感じる楽曲。
3位:ユーモアしちゃうよ(SMAP)
アラフォーおじさん可愛い。
この曲が発表された当時、あまりに可愛すぎて嘘かと思った。
最近は番組で素人と絡んだり、特別な行事にゲストとして呼ばれることも増え、まさに国民的アイドルとなったSMAPが、全力でアイドルらしく見せてくれる楽曲。スマスマでの演出もよかった。
Joy!!に続き、一緒に踊れる系の曲。
4位:RAY(KAT-TUN)
これぞKAT-TUN。「KAT-TUNらしさ」を感じる楽曲。
KAT-TUNブランドを守り、忠実に表現するKAT-TUNが大好きだ。
5位:愛言葉(NEWS)
これまで、ジャニーズとファンの距離が近いことをあまり好んでこなかった。でもこの曲を聴いて、NEWSとNEWSファンの間にある約束が、ほんの少し、羨ましくなった。
1万字インタビューで、元メンバーに対する納得できない思いや、当時の後悔、今でも消化しきれない思いがあることを赤裸々に語っていた加藤くんが「986日々 だから今があって やっと叶えたこの4合わせ」の部分を歌っていたのを聴いて、涙が出そうだった。
MV部門
華麗なる逆襲(SMAP)
しんつよ!!!!!!!!その一言に限る。最後にあんな爆弾放りこんでくるなんて、ずるい。
このMVは何かのオマージュ?パロディ?だと他のジャニオタの皆さんが仰っていたのだが、わたしはその辺り詳しくないので、皆さんの解説・推理を興味深く読んでいた。表示される英字や、銃の意味、全体のストーリー、アクションの意味、たった数分の中に「意味ありげ」なものを散りばめ、ここまで考察したくなるMVもなかなかない。
あと、MVなのに草なぎくんが全然歌えてない(口の動きが違う)のがツボ。
未音源化部門
Great5(A.B.C-Z)
A.B.C-Zのとにかく「5人」というのを推してくるところがカッコよく、その絆が愛おしかった。振り付けも特徴的で、タイトルに違わず強く逞しく誇り高い「世界最高のGreat5」なグループに見えた。
現場部門
2015「少年たち」日生劇場
初めてJr.だけの舞台を見た。そして初めての「少年たち」
ジャニーさんが戦後70年という年に、若者に伝えたいことを、若く希望あふれるJr.を通して表現していると感じ、真剣に考えさせられる内容だった。
どこまでジャニーさんの思いを汲み取れたかは正直分からないが、いつものキテレツ要素のあるジャニーズ舞台の中に、たまに社会派なメッセージがある事も考えるきっかけにはなるのではないかと感じた。
ジャニーさんももうお年なので、未来に残していくことを考えているのかと思い、寂しくなった。
コンビ部門
中丸雄一&田口淳之介
「KISS KISS KISS」初回盤のDVDで2人のユニット曲「キラリト」の制作ドキュメンタリーを見て、この2人の相性良さそうで平和でいいな。KAT-TUNのメンバーってこんな一面もあるんだ。と思った。
自由にアイディアを出し合い、お遊びもありつつ、それぞれの得意な事を楽曲に入れ込んで形にするのが良かった。
なぜなの、田口くん…。
自担部門
中居正広
今年も結果発表が楽しみだ。
二十億光年の孤独
途方もない数字が好きだ。億・兆・京。想像もできないほど大きな数字が好き。細胞の数、宇宙、スパコン、自分一人じゃ作りだすことのできない大きな数字、大きな力。そこにロマンを感じてる。
何かのBL漫画雑誌で読んだ短編に、こんな会話があった。
「じゃあ、俺は二十億光年の孤独だ」
「谷川俊太郎かよ」
「誰それ?」
「知らないで言ったの?」
もう、雑誌のタイトルも、漫画のタイトルも、作者も忘れちゃったし、会話はニュアンス。でも、こんな会話だったと思う。
この場面が、私には素晴らしく思え、作者のセンスを感じた。
学生の頃、教科書に載っていた谷川俊太郎の詩。合唱で歌った谷川俊太郎の詩。その名前を出すことで、この空間が一気にノスタルジックになる。わたしにはもう戻れない、大人でもない・子どもでもない、どうしようもなく苦しくて、だけど輝かしくて、どうにもならない想いを抱えたあの頃を思い出させる。
全てが敵に思えた、誰かに寄り添ってもらいたかった、あの時。
二十億光年の孤独。
二十億光年の孤独 谷川俊太郎
人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする
火星人は小さな球の上で
何をしてるか 僕は知らない
(或いは ネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ
万有引力とは
ひき合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした
- 作者: 谷川俊太郎,川村和夫,W.I.エリオット
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/02/20
- メディア: 文庫
- 購入: 15人 クリック: 176回
- この商品を含むブログ (58件) を見る